3種類のバイトホルダーの試作品を参考出展。フェースミル、Tスロットカッタ等も提案する松岡カッター製作所
営業スタッフの長田さん
松岡カッター製作所は、JIMTOFで、バイトの試作品の提案をはじめ、フェースミル、Tスロットカッターといった製品アピールを通じ、新たなユーザー発掘に努めていく一方、流通ルートの拡充にも注力していく方針だ。
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営業スタッフの長田さんは「フェースミルは自動車部品のアルミ加工向けに浸透させていきたい。また、超硬のロウ付けTスロットカッターは、径が大きくなればなるほど高い評価を頂いており、納期の点でもアドバンテージがあることがわかった」との訴求ポイントを語る。
JIMTOFは、ロウ付け技術や旋盤・フライス加工での現場の強みを製品に具体化する、そのメリットの広がりを促していく場でもあるだろう。
「試作品のバイトホルダーは形状違いの3種類を参考出展する。大手メーカーには通常、規格が無い製造をお客様の希望寸法にて対応できるとアピールし、製品化への目途を付けつつ、受注へと繋げていく準備を整えていく考えだ」。
この試作型バイトホルダーへの関心を抱いてもらうことによって、他の商材への興味を広げてもらうことも期待しているそうだ。
「製造現場では、引き続きDX化を推し進めていく方針。長年にわたって蓄積されているアナログ的経験値の数値化を図り、見える化を達成しながら、最終的には現場における情報の共有化が実現できればと思う」。