今期の売り上げ予想は12億5千万円。特殊品需要が全体を底上げする栄工舎

株式会社栄工舎

株式会社栄工舎

越智営業本部長

  •  4月決算が近づくなか、越智営業本部長、佐々木営業部長を訪問した。

 

 

  •  「売り上げでは12億5000万円の着地を予想している。最近の受注では12月が一番、良かったが、今年も1月、2月は順調に推移し、超硬、ハイスともに引き続き、特殊品の需要が高い」と言う。
  •  標準品はもちろん、特殊品への対応では、生産管理システムが機能し、その日、その日の生産状況が把握できる。生産余力は、まだまだ、あるそうだ。  「物流の混乱、部品不足など、先の読めない状況が続くが、身近には、同行PRが増えつつある。こんな工具はできないか、とのニーズを直接、膝を交えてヒアリングするなかで特殊品対応が増えてくる事情もある」。
  •  栄工舎は44000に上るアイテム数を数える。受注ロット数は基本的には2本、3本という小ロット。まれに100本~500本単位の場合もあると言う。
  •  「来期は増産に向けて、1億円レベルの投資を計画。ワルター製工具研削盤、測定機の導入が主要な中身となる」。
  •  コロナ禍が継続するが、訪問可能エリアの広がりに連れて、新製品の超硬樹脂用リーマのアピールにも注力していく方針だ。
  •  展示会出展では、本紙3月号発刊のタイミングに重なるが、東京の機械要素展。4月には名古屋。そして11月のJIMTОFと、リアル展示会出展がいよいよスタートする。
  •  「9月には独・AMB出展も検討している。リアルな商談には、開発テーマも織り込まれてくる」。
  •  春の訪れを感じる。アピールの場面も「開花」してきそうだ。