省エネ、効率、生産性向上、予兆保全などを提案 ソディックが掲げるDX、SDGs、そして(納期の)スピ―ド

株式会社 ソディック

ソディックはJIMTOFで、東4ホールに超精密ワイヤ放電加工機「AX350L」をはじめ、マシニングセンタ「UX450L」や同時5軸マシニングセンタ「HP300L」のほか、AMエリアには大型金属3Dプリンタ「LPM450」と言う新製品をそれぞれ初出展させる。
 青木マーケティング室長は「省エネ、効率、生産性向上、予兆保全といった現場を取り巻く課題について、DX、SDGs、そして納期対応を意識したスピードと言うテーマを掲げ、顧客に発信していく計画だ」と語る。
 ワイヤ放電加工機では、ワイヤ線を自前で製作できるメリットを活かして、ワイヤカットの20%削減をアピールしつつ「ワイヤ線の回収サービス、フィルタのリサイクル」も併せてアナウンスしていく。
 新製品の「AX350L」はモータコア金型・ICリードフレーム金型に照準を合わせており、①ポンプのインバータ制御により、従来比20%以上の省エネの実現、②仕上げ加工中のワイヤに回転を付与する「i groove」搭載③Rz1・0μm以下の加工を高速に-という特長を備える。
 マシニングセンタの新製品「UX450L」は、高硬度材料の直彫り加工の高速化や光学レンズの鏡面仕上げ加工に対応。ヘッド質量10%の軽量化による高・高精度化、新型主軸および新・熱変位補正機能による高精度化などが注目点だ。
 同時5軸制御のマシニングセンタ「HP300L」は、各種デバイスの生産ニーズに対応する。主な特長として、全5軸DD駆動による高速・高精度化、ワーク平行出し、ワーク上面水平出しを完全自動化、全自動回転軸中心測定で高精度維持しつつ、作業工数減少に寄与していく。
 一方、大型金属3Dプリンタ「LPM450」は、従来機であるOPM/LPMシリーズのユーザーからの声をフィードバックし、「造形サイズ拡張」「多品種粉末の造形対応」「使いやすさ向上」を達成。造形サイズ450×450×450mmをはじめ、高速造形を実現する高出力なクアッド(4本)レーザーに対応(オプション)、粉末交換作業がわずか2時間、アタッチメント取り付け(オプション)で少量多品種の金属を造形可能といったメリットをもたらす。