京二会開催。今期売り上げ53億9千万円に設定。中国事業は、グループ全体で6億円規模に。
兪執行役員
- 第24回京二会が7日、都内のホテルで開催され、36社38人が参加するなか、井口社長から前期の概況や今期の方針説明、兪執行役員による中国製品取り組み状況、さらに寺内ロボット室長からはロボット導入事例などが紹介された。
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- 冒頭、挨拶に立った井口社長は、工作機械関連の伸びが牽引し、10%近い売り上げ増を達成した前期の業績触れた後「今期について、売上高でさらに3・8%増の53億9300万円を狙い、売り上げ総利益では2・6%増の6億6300万円を達成していきたい」との計画を明らかにした。
- 新規エリアの拡大と言う点では、10月に名阪事業所(愛知県知立市)が設立され「当面は、工具供給を中心に据えながら、4億円の売り上げを目指す」4人体制がスタート。1月に神戸に開設された「関西サテライト」を管轄下に置く。
- 9月に本社ビルの建て替えが完成し、10月1日には京二設立70周年を迎えたというトピックスも紹介された。
- 兪執行役員からは「中国製品販売の8割が切削工具で占め、特にエンドミルは年間、10万本以上を販売している。荒~仕上げ加工までをフォローするダイヤモンド工具(北京ワールド)が拡大傾向にあり、PCD工具は大手企業からの採用が目立ち、高硬度対応としてCBN工具が浸透してきている」と中国関連を特徴づけ「納期についても迅速に対応できるよう努力している」。京二本体・上海合わせた中国事業という括りで年間6億円規模となっているそうだ。
- さらにロボット推進室の寺内室長からは、ロボット工業会の下部組織として7月に設立された「Sier協会」への加入や1月16日から開催される「ロボデックス」出展の案内、この間の実績として食品メーカーへのロボット導入事例などが紹介された。
- ロボデックスでは①ロボットシステム導入相談コーナー②協働ロボットのダイレクトティーチング体験コーナー③小型ロボットによるゲージ検査デモ機展示‐などを設け、ロボットの導入支援パートナーを標榜する。
井口社長
寺内ロボット推進室長
京二会の様子