東陽・新年賀詞交歓会 「価格競争ではなく、価値競争で」(羽賀会長)「新技術提案で客先の不安を取り除く」(羽賀社長)
賀詞交歓会で挨拶する羽賀社長
- 東陽の新年賀詞交歓会が1月6日、刈谷の相生ホールで開催され、羽賀会長、羽賀社長が登壇し、仕入れメーカー各社の代表に挨拶した。
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- 冒頭、挨拶に立った羽賀会長は、アメリカに続いてタイも20周年という節目を迎え「海外も着々と整ってきており、各国と密接な拠点化を図り、8か国にわたってネットワーク網を築いてきた。タイだけでも営業6拠点を数え、再研磨を展開するPTSツールとの連携もうまく機能するようになり、再研本数は月間1万本を超えるまでに成長した」と総括しながら「絶対に安売りはしない。日本製品を価値の高いものとして販売してきた。価格競争ではなく、価値競争で今後も頑張っていきたい」と結んだ。
- 続いてあいさつに立った羽賀社長は「厳しい年になると言われている。2年連続して車の販売が減少しており、中国や新興国、欧州でもいいとは言えない状況だ。工作機械の受注は昨年1兆2000億円レベルに留まり、総じて生産財需要は上向かない。客先は方向性を見定めたいと考えており、(我々の)体を休めないといけない時期に来ているのかも。ただ、新技術を客先で試すなど、不安を取り除いていくような活動は継続してトライしていかなければならない」と訴えた。
参加した仕入れメーカーの方に笑みをこぼす羽賀会長