Vericut9・6をリリースしたCGTech。メカトロテックで直接、体感も
CGTechから、CNCシミュレーション・検証・最適化ソフトウエアの最新版「Vericut9・6」がリリースされた。
広報担当者は「先進的な人工知能(AI)機能を新たに搭載し、生産性向上に直結する数多くの機能を追加した。加工ワークフローの簡素化やチーム間のコラボレーション強化を通じて、現場での実用性向上に貢献していく考えだ」と語る。
新たに搭載されたAIツールは、Vericutアシスタント(VA)とVericutインテリジェンス(VI)の2つ。
VAは、ソフト内に統合されたガイド機能で、設定、シミュレーション手順、工具構成など、ユーザーが「どうやって?」と疑問に思った時、即座に状況に応じた回答を提示してくれる。
VIは、24時間365日利用可能なWebベースのナレッジパブ。Force、最適化、オプティマイザー、コンポジットアプリケーションなど、、Vericut全製品に関するAI活用の情報にアクセスできる。
追加された新機能は次の通り。
▼PMIデータ対応:ISO 10303/STEP AP242規格に準拠した寸法・注記を含む3D製造情報を表示・文書化。
▼旋削機能の強化:駆動点をより正確に定義し、工具を自動で認識。高速で精度の高い旋盤セットアップが可能に。
▼最適化の簡素化:操作しやすい最適化コントロール画面と標準工具データにより、少ない手順で送り速度を調整し、切削性能を向上。
▼新しいインターフェース:Siemens Run MyVirtual Machine、FANAC ロボットの教示操作盤(ティーチングペンダント)
▼CAD/CAM連携強化:NXにおける素材、治具、設計データの自動読み込みなどに対応。
▼その他の改善点:新しいレポートテンプレート、マシン接続機能の強化、ソリッドモデルのテクスチャ表示、MachiningCloudからの工具インポート改善など。
「詳細については、webばかりか、10月22日から開催されるメカトロテックブースでの直接対応も」予定できる。