インサートタップ販売をスタートさせるCYカーバイドジャパン。中国本社ではすでに実績上げる。
嶋松社長
CYカーバイドジャパンのJIMTOFブースに嶋松社長、島口営業部長を訪ねた。
「4年ぶりのリアル開催。まさに知名度アップのチャンスを得た」と語る嶋松社長。CYカーバイド総代理店時代にJIMTOF初出展した経緯はあると言うが「超硬丸棒素材の販売に加え、インサートチップの販売の検討に入った。ジャパンでは、今回が公の場では初披露となる」と新たな展開についてもコメントした。
インサートチップの販売は、中国本社では、すでに売り上げ実績が伴ってきたそうだ。因みに日本語バージョンのカタログも製作されている。
特殊成形品は2週間~3週間という納期の点で高い評価
一方、顧客の動向について島口営業部長は「客先訪問が基本的にOKとなるなか、中小規模の特殊工具を得意とするメーカーからの引き合いが増えてきた」との流れを指摘しながら「コストメリットはじめ、在庫体制の充実も評価対象に挙げられるようになってきた。なかでも特殊成形品は、2週間~3週間という納期で顧客からのポイントが高い」との手応えも。
最近では海外の同業とのバッティングも増えてきた。
「在庫の拡充は今後も手を緩めず、現有の2倍程度の規模を当面の目標にしている」との即納に配慮しつつ「ニーズを細やかに取り込んで、カタチにしていく、この点でのメリットを追求していきたいと考えている」と嶋松社長、島口営業部長は口を揃えた。
JIMTOFを総括すれば「とても満足のいく展示会でした。やはりリアル展示会は良いですね。あれだけの場所に得意先や同業他社が一同に会すると入ってくる情報の量が違いますね」に纏められるようだ。