サンドビック・コロマントからヘッド交換式「CoroDrill®DE10」新発売 ドリルボディの寿命を大幅アップ

CoroDrill®DE10
サンドビック・コロマントはこのほど「CoroDrill®DE10」の発売を開始した。
ドリルボディの寿命を大幅にアップさせるとともに、高い送りで安定した穴あけ加工を可能にするヘッド交換式で、旋盤加工、傾斜面の入り際抜け際、凹凸面、公差穴においても安定した性能を発揮する。
特許取得済みのクランピングインターフェースを採用しているが、これは、ヘッドとボディーとのコンタクト面を傾けることで、加工中に発生する力がヘッドを締め付ける方向にかかり、よりクランプ力が安定して維持され、予測可能な長いボディー寿命が期待できる。この結果、ドリル加工で重要な左右のバランスがとりやすい、スクリュー等のスペア部品が必要ない、迅速で簡単にヘッドの取り付け取り外しが可能、トルク管理が必要ない‐といった従来のクランプ方式のメリットを持ちながら、課題となっていたドリルボディの寿命の短さや不安定さを解決する。
ヘッドは、中心部の食付き性、コーナ部の強度を考慮した複数の先端角から成るジオメトリを持ち、求心性が格段に向上。ヘッドコーナ部も強化され、高い切削条件により、コーナ部で溶着や逃げ摩耗が集中しても、チッピングを抑えることが可能だ。
さらにツイストクーラントチャネルと、切りくず処理と剛性を考慮したフルート形状により、突き出しの長い加工でも切り屑詰まりのない安定した加工を可能とする。