ダイジェット工業の相次ぐラインナップ拡張。ミラーラジアスインサート、高精度QMミル、エアロチッパーミニ。
FRM
ダイジェット工業は、ミラーラジアスインサート、QMシリーズ、エアロチッパーミニそれぞれのラインナップ拡張を具体化、5月15日から相次いで販売をスタートさせた。
ミラーラジアスインサートでは、低圧鋳造型の湯口部肉盛り修正時に「FRM形」のピン角が欲しいとの要望を受け、開発に着手。コーナRは0・05ミリ以下で、低抵抗・高精度な側面の仕上げ加工を実現していく。ストレート部を短くすることで立壁部の加工で倒れを抑えられる。
QMシリーズでは、高精度版QMマックスと同等の精度を確保しつつ、より小径を!とのニーズに高精度版QMミル(MPT形)を新規にラインナップ。
「QMミル(MPM形)の高精度タイプ。従来よりもボディーバランスを向上させた」との特長を備え、ミラーインサート(YOHW形)との組み合わせで、さらなる高精度加工を実現していく。小型インサートを使用し、刃先交換式ながら最小径はφ10~ラインナップしている。
昨年12月に発売し、好評を得ているアルミ加工用刃先交換式のエアロチッパーミニに多刃仕様のボアタイプ(AMX形)を追加。加工の効率化に寄与する。
「全周研削による高精度な3次元ブレーカ形状のインサートによって、切削抵抗を低減し、高能率加工を実現した」ほか、刃先精度が高く、優れた立壁加工精度と正面加工精度が得られる。
MPT
AMX-8063R-22