高送りカッタ「EXSKS」シリーズとして3ラインアップ。05タイプを新規発売へ-ダイジェット工業

ダイジェット工業株式会社

ダイジェット工業株式会社

EXSKSシリーズ

ダイジェット工業はこのほど、高送りカッタ「SKSエクストリーム」(EXSKS形)をEXSKS-09タイプ、マルチエクストリーム(EXM形)をEXSKS-07タイプへと総称変更し「EXSKSシリーズ」としてシリーズ化するとともに、新たに05タイプを追加新発売することになった。
 木村営業企画室長は「05タイプは、シリーズの中でも小径・多刃仕様バージョン。北米ですでに販売スタートしているが、高速・高送り用として、反応は上々。BT30番と組み合わせ、切り込みを浅くして、送りを上げていく使い方が有効だと思う」と先行販売した北米の状況を織り込んだ。
 EXSKSシリーズは、両面使用可能で6コーナ仕様のインサートで、09、07、そして今回の05の3ラインナップ。インサート拘束面はダブテイル構造を採用し、インサートをねじ1本で固定でき、切削抵抗によるインサートの動きを抑制、安定かつ長寿命を実現する。

各タイプの特徴は次の通り。

▼05タイプ・・・カッタ外径φ20~φ63をラインナップ、小インサートの多刃仕様で抜群の切りくず排出量を実現、軸方向切り込み量(ap)最大1・5ミリの高能率高送り加工が可能。

▼07タイプ・・・カッタ外径φ50ミリ~φ80ミリをラインナップ、軸方向切り込み量(ap)最大2ミリの安定した高能率高送り加工が可能。

▼09タイプ・・・カッタ外径φ50~φ160をラインナップ、インサートは加工用途に合わせて2種類をラインナップ、軸方向切り込み量(ap)最大3ミリの高切込みで驚異の高送り加工が可能。
 今回、追加ラインナップした05タイプは、6月30日から発売する。