パルスブローコントローラ「PB‐1000」 エア消費量50%削減 千代田通商
PB-1000
- 昨年発売したパルスブローコントローラは、パルスブローを用いたエアブローで、切粉の除去、ワークや工具の冷却、水切り乾燥等を主な用途とする。
- 従来のエアブローと異なるのは、パルスブローを採用した点にある。機械的にONとOFFを切り替え、断続的にエア出すことによりエア消費量が通常のエアブローと比較して50%削減される。しかも、ブロー圧は落ちるどころか、むしろアップする。
- 通常、エアブローは開放直後に衝撃波が最大となり、その後ブロー圧は低下し一定を保つ。ところが、パルスブローは、断続的にエアを噴出することにより、絶えず最大のブロー圧が掛かり、かつ無駄なブローの噴出を抑えるため、大幅にエア消費量を削減することができる。
- 「製造現場では、危険性やコストの観点から水や油の管理には注意を払う。しかし、エアは危険性がなく、空気中に溶け込み不可視的でもあるため管理が疎かになりがち。しかし、これを管理すれば大きな省エネ効果が得られ、コスト削減、環境保全にもつながる」と、担当者は語る。
- 近年、同社は省エネ製品の開発に取り組んできた。「PB‐1000」も、その一環の製品となる。「『PB‐1000』については、工作機械への搭載も視野に入れ、サイズの縮小化にも取り組む」そうだ。