日進工具がフラットドリルMFDの規格拡大(4月)に続いて5月にはCBNエンドミルシリーズに4枚刃ラジアス追加
- 4月の無限コーティングフラットドリル「MFD」の規格拡大に続いて、5月下旬には焼入れ鋼の仕上げに特化したCBNエンドミルシリーズに4枚刃ラジアスエンドミル「SHPR400」を追加、販売を開始する。
- MFDの追加拡大は、底刃が平らな小径ドリル、フラットドリルにφ0・1ミリ~φ0・95ミリ(18サイズ)を新たに追加して、φ0・1ミリ~φ6ミリまでの計69サイズとなった。
- 斜面や曲面など、加工面の形状を問わず、工具剛性と切りくず排出性を両立させ、安定加工を約束。バリの抑制にも効果があると言う。
- 仕様では、超微粒子の超硬合金に無限コーティング(TiAlN系)を採用。溝数は2、ねじれ角は20度(D<0・5/30度(D 0・5)、加工穴深さは2D。 対応被削材は炭素鋼、合金鋼、工具鋼、調質鋼、ステンレス鋼、チタン合金、アルミニウム合金、銅など。
- 一方、4枚刃ラジアスタイプのSHPR400はφ0・1ミリからφ3ミリの全109サイズをラインナップ。
- 新開発の刃形状によって、従来品に比べ切削抵抗を半減させ、さらなる加工精度の安定化に寄与するとともに、微細加工領域でも加工能率の改善を図っていく。
- 仕様は、CBN焼結体(立方晶窒化ホウ素)を素材に用い、刃数は4(直刃)。刃径公差は0~-0・005ミリ(D 1)/0~-0・007ミリ(D>1)。コーナー半径公差は±0・002ミリ、シャンク径公差-0・001~-0・003ミリ。
- 対応被削材は、45~70HRCの焼入れ鋼、調質鋼。