ヘッド交換式タングマイスター高剛性ホルダ拡充――タンガロイ
TungMeister_06
- タンガロイは、ヘッド交換式工具「タングマイスター」に高剛性ホルダを拡充、このほど全国で発売スタートさせた。
- タングマイスターは、ヘッド交換式の多機能エンドミル。2面拘束による高い剛性と交換時の高い刃先位置の再現性でダウンタイムの短縮や、ひとつのホルダでスクエアタイプからTスロットタイプまで、様々な加工形態への対応が可能なことから好評を得ている。
- 部品の小型化、軽量化によって、被削材も小さく、かつ、複雑形状の加工が増えてくるなか、機械の設置面積や工程分割による能率改善を目的に、複数台の小型工作機械を用いて加工するケースが多くなってきた。
- 当然、機械が小型化すれば、工具または主軸の剛性が低下を余儀なくされ、ビビリが恒常的な問題として浮上。この解決策として、今回の高剛性ホルダの拡充がある。
- コレットとホルダの一体化および突出し量の最適化によって、高剛性と優れた耐ビビリ性を発揮。工具を強固に固定するとともに、従来よりも1サイズ大きな工具径の把握を可能とするため、加工領域の拡大にも繋がる。
- さらに最適化された突出しにより、最大で現行製品の6倍程度の耐ビビリ性が得られると言う。
- 初年度500万円の販売を見込む。