タングスピードミルの発売開始、非常に高い送り速度に注目。
TungSpeed-Mill
- シャンクタイプ径25ミリ、32ミリ ボアタイプ径50~125ミリ タンガロイは、多結晶焼結体ダイヤモンド(PCD)インサートを使用した超多刃フライスカッタ、“TungSpeed‐Mill”(タングスピード・ミル)を、2016年12月19日より全国で発売を開始した。
- 縦置きインサートを採用した超多刃PCDフライスカッタ「TungSpeed‐Mill」は、超多刃のカッタである。インサートは、カッタの径方向からネジによってクランプされる設計であり、従来の仕様に比べインサート座がコンパクトとなることから、カッタの超多刃化を可能にした。そのため、非常に高いテーブル送り速度で加工が可能であり、タンガロイが提唱する、「倍速切削」を実現する工具の一つである。
- インサートは、1コーナタイプ、2コーナタイプ、長切れ刃タイプの3種類を標準設定し、非鉄金属の粗加工から仕上げまで幅広く対応する。
- ボディには、正面振れ調整機構が組み込まれており、優れた加工面を実現する。工具径の標準ラインナップは、シャンクタイプが径25ミリと径32ミリ、ボアタイプが径50~125ミリが設定されている。また、アーバ一体型等の特殊形状カッタも製作可能である。
- ▼特徴
- ●超多刃仕様のPCDカッタで、非鉄金属の高能率加工に最適。
- ●ボディには軸方向の振れ調整機構が組み込まれており、仕上げ加工にも対応。
- ●多様なインサート形状を標準設定しており、多様な用途に対応。
- ●アルミと鋼のハイブリット設計でボディの軽量化を実現。
- ▼主な形番と標準価格
- ●ボディ TPYP12M063B22・0R10 7万1千円(税込7万6千680円) TPYP12J100B31・7R16 15万4千600円(税込16万6千968円)
- ●インサート YPEB12X3‐1A01R‐D DX160 8千30円(税込8千673円) YPEB12X3‐2A01R‐D DX160 1万3千200円(税込1万4千256円) YPEB12X3‐FP02R‐D DX160 1万1千800円(税込1万2千744円) 全アイテム:ボディ10形番 インサート11形番
- ▼販売見込み 初年度:200万円