NKワークスが自動化向け商材の販売に注力。台湾・INNGRIT社製空圧開閉式ゼロポイントプレートを提案

NKワークス株式会社

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展示会でゼロポイントプレートをアピールする川村営業技術課長

今年に入って、加工現場の自動化向けの商材の提案に注力するNKワークス。
 川村営業技術課長は「パブリックの展示会では、MEX金沢に初出展した台湾・INNGRIT社の空圧開閉式ゼロポイントプレートを名指しできる。ワークを空圧で脱着でき、しかも従来のマニュアル式と同価格帯。コスパの高さも魅力だろうか」。
 業界標準となるピッチ52ミリ、96ミリに対応するため、専用のプルスタッドボルトを取り付ければ、あらゆるメーカーのバイスが搭載可能となる。
 「空圧式で27ミリという厚さは、世界最薄で、技術力の高さの証明でもあろう。繰り返し精度5μm以内の再現性と10万回の繰り返し使用にも耐える堅牢さを実現している」。
 5~7barの圧縮空気さえあれば、数秒でバイスの交換が可能だ。
 「また、従来はなかったマルチプレートもラインナップされ、多数個取りができるのもメリットかと思う。この点では、たとえば、3軸/4軸加工機の効率的な運用にも寄与できるかと思う」。
 さらにINNGRIT社にはエアーで着脱でき、ロボットハンドとしても活用できるアームモジュールもあり、「自動化は『極力、敷居を低く』が当面の基本的な考えで、シンプルな自動化を追求していきたい」。
 MEX金沢では、旋削需要の高い北陸エリアの特徴が反映され、独・HWR-イノフレックスという四つ爪チャックが好反応だったようだが、人手不足を背景にNKワークスでは、更なる自動化提案を追求。10月のメカトロテックでは「隠し玉」が控えているそうだ。