CGTechがMEX金沢で、シミュレーションソフトの最新バージョン「Vericut9・5」アピール

スタッフによる操作デモ
CGTechは、MEX金沢出展の端保機工ブース内で、CNCシミュレーションソフトウエアの最新バージョン「Vericut9・5」と加工効率の大幅アップに寄与するVericutオプティマイザーのアピールに努めた。
マーケティングを担当する茨木マネージャーは「切削加工のシミュレーションソフトという点では、Vericutは、国内自動車関連のユーザーを数多く抱え、このリピーターによって支えられているが、展示会は、新規顧客獲得という面を併せ持つ。パブリック、商社主催問わずに積極的に参加している」と、展示会を通じた新規ユーザーの可能性を探っている。
Vericut9・5は、今年の1月下旬にリリースされた。
「工具概要機能と工具摩耗の可視化」によって、フライス加工や穴あけ工具の摩耗パターンの確認ができるほか、各工具の使用状況や加工の影響についての理解を得ることができる。
「CNCマシン接続機能」では、加工前、加工中、加工後のリアルタイムデータの確認が可能となり、新しい「ポストチェック機能」では、CNCマシンから記録されたデータをVericutシミュレーション内でレビューでき、これによって、加工がどの程度、スムーズに進行したか、スピンドルや送り速度の調整が行われたタイミングや場所、加工が一時停止された箇所、非常停止が使用された場面などを特定することができる。
「インタラクティブな座標系とモデル変換」では、新たなインタラクティブ変換機能によって、座標系や部品、モデルを直感的に移動、回転させることが可能。また、視覚的な指標を活用し、変換結果を事前に確認できるため、正確な位置に配置することができる。
このほか、インターフェースの操作性が向上したことも付記したい。