インドの代理店と2週間に及ぶ同行PRを展開、30社近いローカル企業を訪問したトウ工機。タッパーのテスト加工依頼が殺到

現地代理店とともにローカル企業を訪問、トライアルの申し出が非常に多かったと言う
インドで開拓した現地代理店との同行PRを終えて帰国した、玉置営業部長を訪ねた。
「グルガオン、チェンナイ、プネ、コインバトール・・・インドの主要工業都市を廻り、およそ30社近いローカル企業に、弊社のタッパーをアピールした。商品を見て、触って頂きながらのプレゼンは、2時間近くに及ぶこともあったが、しっかりと、話を聞いていただいた。多くの日本人が感じているように、数字に明るく、理解も早い」。
産業別では、自動車、自動2輪、航空機、半導体と多様だが「ほとんどの企業が自社ブランドを持ち、自社一貫生産の体制を敷く」(玉置部長)。製品は、ハイエンドのものが多く、供給はインド国内市場向けだそうだ。
「興味を持って頂き、是非、試してみたい、との申し出が多く、受注への期待が高まった。また、タッパーのフローティング機構を活かしたバリ取りのアピールもさせて頂いた」。
現場は若い人が多く、将来を見据えていく姿勢が印象的だったと言う。
従来、カトウ工機にとってのインド市場は、山善、Cominix等の日系代理店を通じた、日系企業へのアプローチが中心だった。
「売り上げの絶対額は、まだまだ、小さいものの、対前年比で30%の伸びを示しており、20年前の中国の進展ぶりに重なり合うものを感じる。日系にプラスしたローカル企業への深耕に努めるべく、現時点では最低でも年に2回はインド訪問を考えていきたい」。