新製品で需要喚起するスター精密。買い替え需要も追求。
スター精密出展機種SX38typeB_本体
- 受注環境の点では、欧州がタイトになってきているが、アジアは微減、北米は堅調、そして「中国の冷え込みの影響は、あまり受けていない」‐とスター精密・広報担当者は、この間の各エリアの状況をまとめたが、スピード感が鈍くなってきたと判断し「下期は下方修正」を行った。
- メカトロテックでは、先日のEMOショー初展示となったSVシリーズの流れを汲む新製品「SX‐38 typeB」を披露していく。
- 「手前にタレット、奥にB軸付きのくし刃刃物台を組み合わせた重複合機と位置づけ、自動車関連部品や油圧関連部品をターゲットに置いている。ブースでは、真鍮のドライ切削で、その動きを見て頂こうと考えている」。 タイプAもラインナップしており、従来の工具ユニットが使用可能なクイックチェンジ方式、出展するタイプBは、ワンポジション工具駆動方式で、それぞれタレット型刃物台を選択できる。
- もう一機種、メカトロテックで初披露となるのが「SB‐16Ⅲ」だ。
- 「SBシリーズは、2002年にリリースし、国内シェアアップに貢献した機種だが、買い替え需要が発生してきた。機能、機械サイズともに、かつてのSBシリーズに原点回帰を図り、新規も囲い込んでいけるよう、その思いを16Ⅲに託した」そうだ。
- 「この新製品2機種含め出展は4機種。やはり中部需要が国内を牽引している。中心は自動車産業だ」。
- 中国・大連工場とタイ工場での、国境を越えたものづくりが進展しており、技術継承が課題に挙がってきた所以だ。