ダイジェットから高硬度用、ハード1ボールデビュー、近日発売へ
ハード1ボール
- ダイジェット工業のブースに立ち寄ると、スウィングボールネオ、TAタイラーモジュラーヘッドという、事前に案内され ていた新製品とは別に「ハード1ボール」という新製品が目に止まった。
- 「高硬度ならダイジェット」‐古林常務が10月開催のダイジェット総会でも高らかに「宣言」したが、この新製品のチラシには、「60HRC対応」と謡っている。
- 刃長1Dスーパーショートタイプで「ダイジェットらしからぬ出で立ち」に思わず立ち止まった。 この高硬度材加工用ソリッドエンドミルは、焼きばめホルダやハイドロチャックで最適な突出し長さが得られ、剛性・精度向上に寄与。「近日発売」とあり、具体的な明示はない。発売日が気になってきた。
- ダイジェット工業は、高能率肩削りカッタ「ショルダーエクストリーム」(EXSAP/MSX形)の販売を2019年1月からスタートさせることになった。
- 荒加工から中仕上げ加工の領域における生産性向上を目的に開発された新製品で、特長は以下の通り。
- ▼肩削り軸方向切り込み量が最大15ミリと大きく、平面削り、溝削り、プランジ加工など、幅広い用途で使用可能。
- ▼インサートは両面4コーナー使用可能なため経済的。コーナーRは0・8と1・6の2種類をラインナップ。高精度な外周研磨級で、荒加工のみならず、中仕上げ加工でも適用可能。
- ▼インサート刃先形状は低抵抗な三次元形状で強度を持つ。カッタ本体へのセット時、強固にクランプできる機構により、荒加工での高能率加工を実現。
- ▼インサート材種は、耐欠損性と耐摩耗性のバランスに優れた材種「JC8050」と一般鋼、プリハードン鋼および50HRC程度の焼き入れ鋼が加工可能な汎用性材種「JC8118」を採用。
- 対応被削材は、炭素鋼、工具鋼、プリハードン鋼、鋳鉄、ステンレス鋼などで、加工形態は肩削り、平面削り、溝削り加工などの荒~中仕上げ加工用となる。
- サイズ、価格は以下の通り。
- 本体モジュラーヘッドタイプ:φ25(2枚刃)~φ40(4枚刃)
- 本体ボアタイプ:φ50(4枚刃)~φ80(7枚刃)
- 本体標準価格:φ25・・・28500円~φ80・・・57800円(税抜き)
- インサート型番:ZNGU形 材種:JC8050、JC8118(PVDコーティング)
- インサート標準価格:1710円(税抜き)
- 初年度販売目標6000万円
TAタイラードリルモジュラーヘッド
スィングボールネオ