7leaders、Nine9の注目新製品を提案するツールドインターナショナル
「エンドユーザーへの貴重なアピールの場」(大藪社長)

ツールドインターナショナル株式会社

ツールドインターナショナル株式会社

第一線の営業で活躍する馬場さん

若い人材の確保によって、企業が直面する次なる課題は、将来の発展を見据えた個々人の育成であり、成長だろう。20代が最も多く、次いで30代というツールドインタ―ナショナルの年齢構成を見ても、まさに同様のテーマが掲げられようか。
 大藪社長は「JIMTOFが、エンドユーザーへの貴重なアピールの場となることを若いスタッフに周知させ、事前に正しい商品知識を身に付けることはもとより、ブースを通じた接客態度、来場者からの質問、相談ごとへの対応等、すべてが個々人をブラッシュアップさせる絶好の機会であり、そのように取り組んでいきたいと思う」。
 当然、大藪社長には、若いスタッフにとっての「AFTER JIMTOF」が意識されている。ブースでの見どころに触れていこう。
 まずは7leadersからは、不等分割等リードの新製品「ハイブリッドエンドミルA48FX」が提案される。
 「FXという新しいコーティングが採用され、被削材では一般鋼からステンレスを対象に、荒から仕上げまで、マルチにこなす、可変芯厚タイプのエンドミル。不等分割によってビビリを抑制しつつ、段階的に芯厚の比率を変えた可変芯厚によりチップポケットの大きさを確保しているため切粉の排出も良好。等リードによって再研磨してもリードの角度が変わらず、使い勝手が良い」と説明する。
 マルチスマートエンドミルA40FX、ハイブリッドラジアスエンドミルE227‐3・0FXといった、他のFXシリーズも披露される計画だ。
 「FXコーティング製品の寿命は、ステンレス加工では、従来比1・2倍~1・5倍を達成してる」点も要チェックだろうか。
 コストメリットを体感頂くと言う観点からは「OSL」のラインナップは外せないが 「より使い勝手を上げて頂けるよう、このほどサイズバリエーションを豊富化した」ようだ。
 一方、Nine9サイドでは、TDチャンファーの増強が、新たな動きに挙げられた。
 「6枚刃と、刃数が多いのが特徴(特許取得済)で、ねじ切り、バリ取り・面取りを1本で対応でき、採用における『勝率』が高い。ニッチ分野だが、それだけに着実なものにしていきたいとの思いが強い」と言う。
 このほか、オリジナルのTDI製品提案も見逃せない。
 「PB商品のCBN工具、PCD工具だが、需要が高まりを見せ、大手ユーザーからの採用が伴ってきた。日本市場では、性能ばかりか、価格メリットも強く打ち出せるかと思う。インサートばかりか、ソリッドも念頭にある」。