6月末まで展開する「春のエンドミル祭り」、よりどり3本以上で半額-ツールドインターナショナル メカトロテックではNine9のACEスポットドリル必見

ツールドインターナショナル株式会社

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大藪社長

ツールドインターナショナルが6月で13期を終え、7月からは14期に突入する。大藪社長を訪問し、この1年間の取り組みを振り返ってもらいつつ、新たな課題、テーマをどのように設定しているか、インタビューを通じ、紙面化した。

 今期はデジタル対応の促進をより意識してきたという。加工動画などが主に投稿されている自社のYouTubeチャンネル「ツールドちゃんねる」においては、人気の動画で1万回、2万回と視聴されており、注目を集めている。
 一方、ディーラーの利便性アップと言う点で注目したいのが、4月からスタートした「TOOL de ONLINE」だ。
 「弊社が取り扱う7leadersやNine9製品の在庫状況、製品情報、標準価格などがスマートフォンからでも、ログインなしでも、誰でもご覧いただけるサイト。当社と利用契約を交わしたディーラーに関しては、365日24時間、このオンライン上からの発注も可能」。
 段階的運用から現在2カ月余だが「使いやすい」「簡単」「便利」と早くも反響を呼んでいるようだ。
 「時代の潮流という点では今期、デジタル対応に相当、投資したが、私としては営業の基本は『客先への訪問』に尽きると考えている。流通を通しての販売となる弊社においては、ディーラーとの積極的な同行PRは不可欠と言える。新人教育とも重なり合うが、5月の長野の国興展には新人2人も参加。ブース前を通る来場者には必ず、声をかけるなど、積極性が同業他社からも評価をいただけた。これは時代の流れと反するかもしれないが、アナログと言うか、リアルな、人と人との関係、繋がりはこれまで以上に大切にしていきたい」。
 10月には名古屋で開催される、メカトロテックに出展する。
 「出展のメインは前回のJIMTOFで初出展した、Nine9のACEスポットドリルにボリュームゾーンとも言えるφ6ミリ~をリリースする予定。ご期待頂ければ」とアピールする。
 「弊社の屋台骨を成す7leadersは、関西では直需ディーラーによる活躍が大きく、関東は代理店を軸とした展開で業績を積み上げてきている。6月末まで展開している『春のエンドミル祭り』では、3枚刃のバリレス面取り工具が特に評価されており、今後、刃数を増やしていく考え」と言う。
 このキャンペーンは7leadersの新製品「全43型番」が対象で、よりどり3本以上で半額となる。期限まで残り2週間弱。気になる方は是非、取引商社まで、ご連絡を!とのこと。
 今期は極端な円安に見舞われる、予想外の展開となったが、13期も増収を確保できる見込みとなった。セカンドライン「OSL」の披露、日本市場への浸透に努めるいい機会にもなった。
 「中長期を視野に入れた体制固めに取り組んでいくため、今期は一年間のインターン期間を経験し入社した新卒を2人採用。来期も同様に既に来年の新卒2人の採用が決定している。3年から5年のレンジで、若返りを図っていく予定で、新しい会社のカラーを創造できるようにしていきたい」と、大藪社長は、創業以来の実績を踏まえ、近未来の自社の絵図を描く。
 ツールドインターナショナルの戦略と戦術の点で、幅が広がったとも言えようか。