6軸ロボット駆使して新技術を具体化。新製品ではトルクモータ搭載のロータリーテーブル出展
「成形機、医療機器、電子・半導体、産業機械などの取引先が堅調だった」ことが要因となった。 「JIMTOFでは、IOT、インダストリー4・0への取り組みを見てもらいたい」と、今回の見どころを語る。
JIMTOF会場では、6軸ロボットを使ったゲームを行い、ロボットにゲーム上のデータ集計、分析、その内容を表示させる。
「新技術といっても、実際何がどうなるのかイメージしにくいところもあると思う。6軸ロボットを通して具体像を提示していく」考えだ。 ボールねじの寿命診断、自動メンテナンスも可能 ロボットは、データの集計や分析だけではなく、例えばボールねじの寿命診断、ユーザーの使用状況に応じたボールねじの自動メンテナンス等にも対応する。
新製品としては、ロータリーテーブルを出展する。
トルクモータを搭載し、高い位置決め精度と繰り返し精度に加えモータ部の無摩耗、高トルクと高速度、低慣性と高加速度など多数のメリットを享受できた。両駆動両支持仕様もラインナップし重量のあるワークへの対応も可能となる。
「トルクモータの性能の高さは認識していたが、コスト面が製品化の妨げとなっていた。この度、コストパフォーマンスを向上させ今年から日本でも販売を開始した」という。
前回JIMTOFで参考出展し、今回から本格的に機械メーカーを中心にアピールしていく。
ハイウィンは、従来のボールねじ、リニアガイドに加え、ACサーボモータ、ロボット、ベアリング、ドライバ等、駆動系を幅広く揃えるとともに、リーズナブルな価格で提供できる点を強みとして、駆動系のトータルソリューションを開始した。
「製品の全てを自社工場で製造するため、高価な駆動系部品であっても一般的な価格よりもリーズナブルな設定でき、特殊対応の面でも融通が利く」と、中田取締役は自社の強みを強調した。