2026年は研削と放電の2つの機能備えるVHybridの拡販に努めるフォルマージャパン。サービス体制も充実へ

フォルマー・ジャパン株式会社

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VOLLMER_ショールーム。右からモーサ社長、本社のケビンサービスエンジニア、岡坂サービスエンジニア

フォルマージャパン創立25周年という節目を 経て、2026年は、次代を画す50周年に向けた、新たな一歩を踏み出す段階を迎えた。モーサ社長の掲げるテーマは何か、埼玉・上尾本社を訪問し、インタビューを行った。


「研削、放電、レーザーというフルライナー体制を 確立し、顧客に対する適切な工具づくりで、様々な提案が行えるようになっている。特に2026年は、PCD工具、PcBN工具、MCD工具にフォーカスしたVHybridの拡販を進めていきたい。テスト加工を随時、実施しているので加工ワークを持参いただき、ご活用いただければと思う」と訴える。
 VHybridは、研削と放電の2つの機能を兼ね備え、各スピンドルは上下に配された2本で構成。短時間で研削、放電の切り替えが可能なうえ、最大8個まで搭載できるツールチェンジャーの搭載により、工具づくりにおける効率化、経済性の双方で、優位性を発揮していく。
 「放電の発振器の改良により、PCD工具づくりのサイクルタイムが一段と短縮できるようになっている点を強調したい。上尾の本社でテスト加工体制を整えており、いつでもご連絡を頂ければと思う」と語りながら「納入後のサービス強化にも努めており、現在、オーストリアやアメリカ、イギリスなどの各国で長年にわたり経験を積んだサービスエンジニアが常駐し、ジャパンのスタッフのレベルアップを図っている」とアフターフォローの充実、強化をアピールする。
 訪問時には岡坂さんというサービススタッフをモーサ社長から紹介された。これまでドイツ本社で複数回にわたって研修を受けていると言う。1台目は営業、2台目以降はサービスで実績を積み上げていく姿勢が、モーサ社長からは強調された。
 ところで、フルライナーと言う点に着目した場合、金属加工用の工具づくりで先行するのが全軸リニアドライブ搭載のVGrindだろう。すでに日本で20台以上の納入実績がある。
 「中径から太径の超硬工具づくりのサポートばかりか、CBN工具にも適用可能。日本市場では特に小ロット対応で成果を上げている。暖機運転に要する時間も短くて済み『量産への手離れがいい』との高評価も。また、人手不足への対応ともなるが、異径でも自動化が可能という点は優位に立てると思う。もちろん、ロボットと組み合わせれば、48時間以上の連続加工も行える」。
 モーサ社長はジャパンの責任者となって5年を迎えており、5月からは6年目に入る。
 モーサ社長は「2026年は、納入後の安心を抱いて頂くため、サービスの強化をアピールしつつ、厳しい環境下ではあるが、5台以上は販売していきたい」と締めくくった。