フクダ精工が10月に創業90周年、11月には、JIMTOFに初出展。

フクダ精工 株式会社

フクダ精工 株式会社

岩崎社長

5月から今期がスタートを切り、10月の創業90周年に向けて歩みを進めている。
 岩崎社長は「今期は、中期経営3か年計画に取り組んでいく、初年度でもある。足元の業況の厳しさを受け止めつつも、計画を実行に移し、将来を見据えて、キャッシュフローの改善に繋げていく、ここに眼目がある」との、新たなトライアルに触れてくれた。
 今年はJIMTOFにも初出展する。
 「目先の費用対効果云々ではなく、弊社を知ってただき、何か困りごとがあれば、思い出していただけるような、交流ができればと思っている。代理店の方からも、パブリックの展示会出展は、歓迎されると思う」とコメントする。
 昨年はメカトロテックに「初参戦」し、2枚刃の3Sエンドミル「V-2SF」はじめ、「TSE-Tスロットエンドミル」やT溝のJIS規格に準拠したサイズの千鳥刃Tスロットカッター「J-STC」といった新製品などもアピールした。JIMTOFも同様に期待したい。
 課題が山積していることは岩崎社長も否定しない。
 「円安を背景に、海外取引も視野に入れて邁進していく考えもある。ともあれ、モノ売りではなく、コト売りに努めていく。今では手垢のついた言葉かもしれないが。弊社にとっても重要な指針となる」。