樹脂系の加工を視野に入れた新製品開発着手へ。2021年度は2019年度レベル目指すフジBC技研。 メカトロテックでは、ダイヤコーティングの拡充商品披露へ。

フジBC技研株式会社

フジBC技研株式会社

伊藤社長(右)と倉本営業スタッフ

 

  •  コロナ禍でもエンドミル関連は5%しか落ちていない-と伊藤社長は、商品力の高さを指摘する。
  •  「ダイヤモンドコーティングの強みを活かして販路の拡大を追求する一方、樹脂系の加工を視野に入れた新商品の開発にも着手していきたい」。
  •  攻めの姿勢が実に印象的だ。  2021年度は、2019年度レベルまでの回復を目指す。
  •  「展示会関連は、6月末の西日本製造業イノベーション、10月のメカトロテック、それぞれの出展を計画している。特にメカトロテックでは、ダイヤモンドコーティングの膜厚に工夫を施しながら、拡充を図り、グラファイトのみならず、ハイシリコン等にもフォーカスした新商品を発表していきたい」。
  •  日常的には、動画のコンテンツ拡充、資料の作成に注力できたと言う。リモート会議も定着した。
  •  一線で活動する倉本営業スタッフは「全く動けなかった4月~6月は、疑問に思っていた加工や商品知識を身に付ける時間の確保に充てたが、10月以降、訪問が緩和され、カーボンや樹脂を扱う客先を回ったとき、問題視されている内容の理解度が高まっていることに気づいた」と前期を振り返る一方「これまで付き合いのなかった販売店さんからも、ダイヤモンドコーティングの見積もり依頼が入ってくるようになった。訪問可能な場合は、極力、面談していけるようにしていきたい」。