単結晶ダイヤモンド、ガンドリル、PCD・チップソーなどの新規取り扱い商品を出展するフジBC技研

フジBC技研株式会社

フジBC技研株式会社

どのようにJIMTOFを盛り上げるか。市原さんを含む工具チームからの提案に期待したい

フジBC技研の伊藤社長、林工具チームリーダーを訪ね、この間の業況とJIMTOFでの提案について取材を行った。

 伊藤社長は「全体的には昨年並みの業績で推移。工具関連はプラス、セミドライ分野はマイナス触れているが、どちらも大した振幅ではない」と俯瞰しつつ、その中で「NEW KKKは、昨年比5%プラスで、順調に伸びている。扱い始めて8年が経過し、これまで知名度アップに注力してきたが、次なる『展開』を準備していく段階に入ってきた」との認識を示す。
 とは言え、NEW KKKエンドミルの当面のアピールポイントとして、グリーン加工(焼成前のセラミック加工)や刃長の長いラフィングを活用した荒加工等への訴求は継続していく一方、ノーマルGS(2刃)9Sの例だが0・1ミリ刻みでφ21ミリ~φ102ミリでのラインナップ拡充を図っていく。サイズばかりか「痒いところに手が届く」同社の対応は、今後も要チェックだろうか。
 JIMTOFでは、単結晶ダイヤモンド工具、ガンドリル、PCD・チップソーなど、新規取り扱い商品を披露していく計画。
 林工具チームリーダーによれば「今回は、出展製品に対する、来場者からのご意見をお聞きし、今後の販売に活かしていければ」との、マーケット調査をも意識している。
 最後にセミドライに触れると、「洗浄をなくしていく」など、省人化をテーマとした提案に期待ができそうだ。