金型メーカーに照準合わせるフジBC、高硬度加工で差別化製品披露へ。

フジBC技研株式会社

フジBC技研株式会社

工具チームの中村悠(はるか)さん。

 

  •  金型メーカーの開拓を中心に置く‐工具チームの営業を担う、中村悠(はるか)さんは、そう、メカトロテックの場を設定する。併せて「フジBCが扱う新三協工具ということも、アピールポイントにしていくつもり」のようだ。
  •  注力していく商材について「SUPER‐HS(ラジアス/スクエア)は、70HRCまで対応する高硬度用エンドミルで、焼き入れ鋼などがターゲット。新三協工具のラインアップでは、ダイヤモンド工具と並び立つ、売れ行き。他社との競合でも勝率が高い」とコメント。
  •  テスト加工の結果で、採用への可能性がいっきに高まると言う。
  •  「母材やコーティング、刃先形状・・・いずれをとっても『一味違う』」点について、来場者と膝御交えたい意向だ。
  •  エンドユーザーへの訴求力を高めていくことはもちろんだが「(新三協工具の)取り扱い商社を増やしていくことも念頭に置いている」。
  •  メカトロテックを機に販売スタートさせていく新製品も登場する。
  •  「5軸加工向けのテーパーボールエンドミルで、前回、東京で開催されたインターモールドで参考出展していた。長寿命、段取り工数の削減の面で、市場浸透をかけていきたい」。
  •  中部という市場は、同社の扱うブルーベのセミドライ製品が金型メーカーに広く流布している。言わば、商材が違えど、客先が共通する、その点も活かしていきたいようだ。
  •  中村さんは昨年7月にフジBCに入社。
  •  「ようやく、周りの様子が見えてきた」26歳。

 

5軸加工向け新製品のテーパーボールエンドミル

5軸加工向け新製品のテーパーボールエンドミル