サンプル出荷で評価得る機会となったフジBC技研のメカトロテック。販売網の拡充にも寄与したと言う
エンドミル営業支援の片山さん (2018年2月入社) 3か国語を駆使し、海外販路を支援。
- フジBC技研のメカトロテックブースを 訪問し、新三協工具への反応を取材した。
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- 知らなかった工具‐との来場者には、サンプル出荷を通じてアプローチしているそうだが「テスト評価を頂きつつ、どこの商社と付き合いがあるか、販売ネットワーク網充実も意識して提案」している。事前にターゲットにしていた金型メーカーからは「品質のバラツキや刃の欠けで相談を受ける」など、「新興」と言えど、関心は決して低くない。
- 「今回の出展では、部品加工主体のエンドユーザーが目立った。その数は予想以上で、アルミ、樹脂、チタンを加工しているユーザなど多岐にわたり、当初想定していた高硬度鋼以外のニーズも多く得られた。同時に、商社の開拓も着実に進み、これまでフォロー出来なかった地域やユーザ層にも新たな販路が開けそうだ。また、当社が扱う工具(溝入れ、裏座ぐり、汎用機向けガンドリル、BTAなど)を既に使用しているユーザへのエンドミルの再開拓や逆のパターンの提案も出来、展示会ならではの相乗効果も得られた」。
- 新三協工具のテストカット依頼も増えてきており、商社との同行PRを積極的に展開し、新規獲得へと結び付けていきたい意向だ。
- さらに、「品質や価格、ラインナップの豊富さをアピールするが、各現場の実践的な検証は、新三協工具自体の『実力』そのものの『試験』にもなる。現場の環境に応じた加工条件の提案など工具自身の性能を最大限引き出せる技術的な提案も実施している。テスト加工のフォローは、新たなニーズを把握していくうえでも参考になるため、今後とも追求していきたい」。