三井精機工業がジグ研削盤の最新バージョン「J350GⅡ」をGTJで参考出展。メカトロテックではVertexシリーズのバージョンアップ機を披露

GTJで参考出展されたジグ研削盤の最前線「J350GⅡ」
三井精機工業は、3月に幕張メッセで開催されたグラインディングテクノロジージャパン(GTJ)に、ジグ研削盤の最新バージョン「J350GⅡ」を参考出展した。
広報担当者は「J350Gの特徴を継承しつつ、ヘッド構造を見直して剛性を向上させ、加工の安定性や機械そのものの寿命に寄与しながら、円筒度、真円度をそれぞれアップさせた。狙った精度が安定して出せるかどうか、検証を重ねていき、新規顧客獲得のツールとして、活かしていきたい」と語る。
販売はこれからになると言う。
広範囲な砥石自動切り込みストローク(U軸)-20~+33ミリを実現し、砥石交換することなく、異径穴を連続自動加工することが可能。前面大型窓、広い扉開口部、カバー前面から作業点までの距離の最短化など、作業性、安全性を考慮した全体カバーを標準装備している。
今年の展示会という括りでは、10月のメカトロテック出展が予定されている。
「5軸立形マシニングセンターのベストセラー機でもあるVertexシリーズのバージョンアップ機を披露していく」との考えを語りながら「弊社で実績の高い航空機分野は、本格回復には至っておらず、工場のライン稼働率は総じて高くはないが、特殊ニーズ踏まえての機械づくりを深化させ、よりいっそう、顧客に寄り添った姿勢を明確に打ち出していきたい」と、痒い所に手が届く対応の充実に努めていく。