三井精機がジグ研削盤でリプレース促し、新規獲得目指す

三井精機工業株式会社

三井精機工業株式会社

2017年の三井精機ブースの様子

 

  •  工作機械分野は、引き合いから受注への進展が、三井精機工業でも鈍化してきたようだ。
  •  「製造面では注残対応で忙しさは継続しているものの、営業面では、受注がスローになってきている分、市場に刺激を与えられる新製品の種まきが、以前にも増して重要になってきている」と広報担当者は語る。
  •  メカトロテックではジグ研削盤「J350G」と5軸制御立形マシニングセンタ「Vertex55XⅢ」を中心に、省エネ・高効率インバータコンプレッサ「ZV22AX‐R」も出展される。
  •  「ジグ研削盤の需要として、大モノの金型、たとえば、自動車のモータコア向けの加工などが挙げられる。J350Gのリリースによって、他社からのリプレースが進行し、新規顧客獲得に繋がってくると同時に、従来の300Gへの引き合いも活発化してきた」そうで「ジグ研削盤のリニューアル展開を図り、シリーズ化していきたい」との考えも。
  •  一方「Vertex55XⅢは、ずばり、金型分野に向けてアピールしていく。U軸を付けてボーリングおよびテーパー形状の穴加工の自動化も視野に入れている」とのことだ。