放電加工機用油販売を本格化させた京滋興産。製品名は「IonoPlus IME-MHJ」
京滋興産が放電加工油をアピール
京滋興産が放電加工機用の油剤の販売をスタートさせた。研削油でも取引のある独・オイルヘルド製で、扱っているのは、放電加工用油剤として世界標準と言える「IonoPlus IME-MH」だ。
販売を担当する玉西課長は「国内では三菱電機・放電加工機部門からの国内推奨を取得している」とし「特長としては、化学合成油ベースなので酸化、劣化に強く、安全面では引火点が120℃と高いのも高評価が寄せられる理由。揮発が低く(油の)継ぎ足しコストの低減に結び付くこともメリットと思う」とアピールする。
ユーザーの中には、加工速度が10%アップという評価も聞かれるほか、(ワークの)面粗度も上がり、精密さへの対応でも自信をもって(ユーザーに)勧められると言う。
「人体に無害なことはもちろん、肌荒れ防止にも配慮され、環境や人体への安全面でも差別化できるイチオシ製品」。
さらにスラッジの捌けもいいことから二次放電リスクの低減にも繋がる。
JIMTOFでは、在庫がなくなるのでは?と思えるほどの受注が入ったそうで「これを機に、日本市場での放電加工機用油材のシェアアップを図っていきたい」と玉西課長は襟を正す。