超硬Tスロットカッターのショートシャンクバージョンを初出展する大洋ツール
Oリング溝加工用カッターの提案も

大洋ツール株式会社

大洋ツール株式会社

大島工場長(右)と渡邉営業部長

お客様の声を刃型(かたち)に!-をモットーにものづくりを展開する大洋ツール。今回のメカトロテックでも、この流れに沿った新製品が披露される。
 「超硬のTスロットカッターのショートシャンクバージョンを初出展する。外径寸法はφ10~φ30で、刃幅は2ミリ~8ミリを標準でラインナップさせて頂いた。今後はロングに加え、ショート需要をさらに喚起していければ」と訴える。
 量産対応も視野に入れ「小型ながらも剛性が高い」との評価のもと、牧野フライス精機の「MG30」を導入、設備面でも体制を整えている。
 「このほか、アリ溝タイプの超硬面取り付きOリング溝加工用カッターの受注の掘り起こし、アピールにも注力していく」考えだ。
 アリ溝とR面取りの同時加工を実現させ、加工時間の短縮に繋げていく一方、底面のカッターマークを抑える独自の刃型で、加工後の仕上げ作業の軽減を図っていく。
 一方、ハイス工具では、リーマーシリーズ新製品となる、50分の1テーパー穴加工マシン用テーパーピンリーマの荒用と仕上げ用のショート刃に注目していきたい。
 「超硬、ハイスともにオーダー品製作が可能。是非、ご相談を!」とのことだ。
 最後に追記となるが、大洋ツールでは、来年1月受注分より、標準製品を対象に再値上げを予定していると言う。