柳川大阪工機社長によると、「即、欲しい」に対応するため、名古屋エリアに在庫センター開設を計画している。
柳川大阪工機社長
- 2017年の幕が上がり、年始ともいえる5日に、大阪工機の柳川重昌社長を訪問。昨年は東大阪に商社初とも言えるテクニカルセンターの開設や東証一部上場といった話題を提供した。では、新春インタビューで、どのような「ネタ」が飛び出すのか。
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- 開口一番、柳川社長は「名古屋エリアに在庫センターを開設する計画がある。モノがあれば、買って頂ける環境にあり、在庫することで、即、成り立っていく商売を追求していく」そうだ。
- 時期については、未定だが、名古屋エリアでの在庫センター開設とともに、全体の在庫量を増やしていくことも、念頭にある。
- 「モノがあるかどうかは、大きい。同時に在庫の充実は、商社本来の仕事でもあるはずだ」。
- 今年の市況感について、国内は「航空機関連が着実に伸びているし、自動車も悪くない。建機が回復してきている。半導体も良くなってきた」とし、海外の動向については「メキシコは、自動車を中心に着実に売り上げを伸ばしている。中国やタイは、多様な業種との取引があり堅調に推移している。その一方で、インドが伸び悩んでいる。しかし、現地社員の士気は高い」と言う。
- また、大阪工機の社内的な対応では「働き方改革を推進したい。顧客の生産性向上と同時に自社の生産性の向上を徹底的にやる」と、抱負を語る柳川社長。カバンや机の中から事務所のレイアウトに至るまでの無駄の排除を意識。
- 「営業の動きをシンプルに、見積りや納期の回答が誰でも対応できるように」と、業務の標準化推進にも言及した。