3Dプリンタ展で「Labonos」を試作・開発者向けにアピール ―安田工業 ―

安田工業株式会社

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Labonosをアピールする大下部長(3Dプリンタ展で)

  •  安田工業の新たな柱として注目を集める「Labonos」(ラボノス)。3Dプリンタの使いやすさを切削加工機として具体化したもので「機能部品化をはじめ、形状ばかりか機能性の評価や強度検査を可能とする」(大下功新規事業開発部長)といった特長を備える。初開催された3Dプリンタ展に出展してアピールしていたブースにお邪魔して、来場者からの手応えを聞いてみた。

 

  •    ◆

 

  • 「予想以上の来場者数」
    (大下新規事業開発部長)
  • 「今回の出展の目的は「Labonos」を知っていただくことでした。当初の予想を上回る方々が当社ブースに立ち寄っていただき「Labonos」のコンセプトに興味を示していただいた方が多数いらっしゃいました。そういった意味では当初の出展の目的を達成できたのではないかと思う」と語る大下新規事業開発部長。
  •  「試作・開発担当者に3Dプリンタに関する『困りごと』をヒアリングしていくなかで、ポイントのひとつが試作期間の短縮。Labonosは、通常の試作工程である、モデル化→簡易金型製作→成形を経ずに、3Dモデルデータさえあれば、無垢材から削り出し、リアリティーのあるモノに、つまり形にすることができる特長を備える」。

 

  • 切削加工機として実現 販売活動本格化へ
  • 機能部品化の実現、機能性の評価、強度検査なども可能に

 

  •  材料種に応じた加工に関するノウハウがデータ化され、ユーザーは、材料種、モデルの形状の特徴、求める面品位等を「ウィザード形式」で選択していく。
  •  「工具とワークを設定すれば、あとはQRコードを読み取って加工が開始される。操作は極めて簡単」だそうだ。
  •  今回の出展と同時に、販売がスタートする。
  •  「その方法を巡って、試作・開発部門と取引のある、3Dプリンターを扱う商社の開拓や直需ユーザーの掘り起こしをセットで進めていく。材料や工具についてはウエブサイトを通じて販売していくことになる」と言う。