来場者数拡大が、受注、引き合い増に直結した安田工業。手応えあった自動芯出しサポート装置
髙橋国内営業部長
高精度加工の自働化を掲げ、JIMTOFに臨んだ安田工業。
髙橋国内営業部長は「全体の入場者数増加を反映し、弊社ブースへの来場者も増え、ホットな受注や引き合い件数の増加に直結した」との手応えを語る。
YASDAならではの提案として注目されたのが金型や小ロットの部品加工現場に向けた「自動芯出しサポート装置」だ。
「従来なら、ワークをひとつずつ、機内において、平行出し、加工原点の指示、芯出しプログラムの作成等が不可避であったが、本装置を使用することにより、芯出しプログラムを自動で作成でき、加工を止めずに高精度加工が継続できる。たとえ熟練者でなくとも、マニュアル通りにセッティングすれば、一品モノの無人化、自動化サポートが可能となる。アテンドでも手応えを感じた」。
自動芯出しサポート装置は、「後付け」が可能なことも付け加えたい。
ブースでは大型5軸加工機「YBM Vi50」にワークチェンジャーを搭載して披露。可搬重量は500㌔までと言うから、汎用性も高い。
パレット数について質問させて頂いたが「MAX12枚となります」との回答が返ってきた。
近況については「国内の厳しさは実感しているが、人手不足時代というのがニーズの根本にあると思う。今後とも、痒い所に手が届くような技術の開発に努めていきたい」。