安田工業製「YBM Vi50」が、半導体製造装置、航空機等の部品加工分野でも実績。 金型メーカー起点に更なる攻めの姿勢に

取材に対応いただいた岩淵名古屋営業所長
金型メーカーを基点に、更なる攻めに転じる‐と語る岩淵名古屋営業所長。その武器としてアプリケーションの幅を広げていくことも念頭にある。
「たとえば、フォームコントロールX。タッチプローブとの組み合わせにより、機内で品質保証にまで踏み込んでいく、加工プロセスの工程集約、自動化にも寄与する、測定におけるソリューションの提供だ」。
メカトロテックでは、ダイキャストを中心とする金型ばかりか、部品加工ユーザーにも照準を合わせた「YBM Vi50」が出展された。
「2022年にリリースして以来、金型メーカーからの関心が高く、引き合い、受注に結び付いてきているが、最近では、半導体製造装置部品や航空機部品分野でも納入実績が伴ってきた」との部品加工分野への横展開に触れながら「真空チャンバーの加工サンプルを展示。来場者は今後、仕事を受注していくための、寸法公差のレベルアップ等で、弊社に相談を頂くこともあった」と言う。
一方、部品加工のベストセラー機とも言える「PX30i」は、この間のメカトロテック出展を通じて知名度も高まっていたかと思う。
「33パレット、323ATCを標準搭載し、国内でも量産加工の現場で実績が上がってきた。会期中、リピータはもちろん、高い目標を携えた新規顧客の方もお見えになり、おかげさまでトータルな相談件数や来場者数でも目標を達成することができた」と総括した。