20年分を集大成したミストレーサの決定版、CRMタイプ登場。セミオーダーシステムを採用した。
昭和電機ブースイメージ
「Land it with mistresa」‐ 販売から23年を迎えたミストレーサは、2015年末時点で累計11万5000台以上の出荷を達成。新製品としてアピールされる「CRMタイプ」は、20年分の技術の集大成であり、国内ばかりか、海外からのニーズであるセミオーダーシステムが採用されている。
また、従来は特注品だったフード付&作業台付の集塵機「ワークレーサ」がシリーズ化され、会場でその姿を確認できる。
柏木健作営業本部長は「ミストにせよ、埃にせよ、今回は『捕集』がテーマになる。だが、出展する以上、やはり目を引く仕掛けに拘りたい。カフェベースのおもてなしで来場者を迎えたい」。
キーワードは、ワンポイントのピンク。ブースの床の色調はブルーであり、その上をピンクのシューズを履いたスタッフが行き交う。躍動感があり、目立たない訳がないだろう。
「ピンクの腕時計は、私が海外で調達してきたもの。ピンクの靴は、ドラゴンベアードというシューズメーカーとの初のコラボレーションとなる」。
2000年に入ってから急伸しているミストレーサは「作業環境を意識する度合いが海外の方が高い」(柏木本部長)実態を反映し、海外での感触がいい。
「先日もイタリヤとトルコの展示会に顔を出した。自動車や航空機を受注している各社が中心だったが、景況的には大きな落ち込みはなく、大量受注に繋がっている」と言う。
日本、アジア、欧州と拡販の舞台は、広がり「以前から付き合いのあった、海外の代理店と改めてミストレーサ販売で契約を締結。メキシコを含む北米での販売も本格化していく」と、今や販売市場は、地球規模に発展している。
ミストレーサの機能である「捕集」という言葉に反応するわけでもないが、来場者をどのように取り込んでいくか、という思いに自社製品がダブってくる。カフェを飲みながら考えてみよう。