前年比12%アップで推移するセラディジットジャパンはJINTOF以降に着目

有限会社 CERATIZIT Japan

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セラティジットは3月に独アウグスブルグで開催されたグラインドテックにも出展した

     馬場雅弘社長によると「今期、売り上げ30%アップの目標でスタートしたが、上半期を終え、期前半は『合格ライン』だったものの、後半に入ってからは、物足りない。ただ、前年比で見ると12%アップで推移しており、市場の動きで判断すれば、まずまずだとは思うが、下半期は目標達成に向けて、可能な限り努力をしたい」。
     急速な円高基調、アベノミクスの鈍化、ものづくり補助金関係でのトーンダウン・・・諸要素が絡みながら、微妙に市場を刺激する。
     「超硬丸棒素材では、10%の伸び、木工関連含めた耐摩部門では20%の伸び。JIMTOF開催期までは『抑え気味』の雰囲気がする。したがって、会期中はもちろん、以降の動きに期待する面が強い。その意味で11月下旬からの変化には敏感でありたい」。
     耐摩関連は、この間、大口案件がヒットしてきているようで、アプリケーションに特化した提供に腐心する。
     「顧客サイドのテスト結果の中で、いろいろと模索を試みながら、プロセスそのものも考慮に入れながらベストを追求していきたい」。