来年4月に本山合金製作所と東海合金工業のホールディング会社設立へー池内常務に聞く
池内常務
- 岡山に製造拠点を擁するグループの本山合金製作所から、9月に東海合金工業に移籍した加工事業部長の池内常務を訪ねた。
- 「本山合金が攻めの経営なら、東海合金は周囲と協調しながら前進していくスタイルかと思う」と池内常務が両社を特徴づけた。
- 来年の4月には両社のホールディング会社が設立される予定で、池内常務は、そのための布陣となる。
- 東海合金工業の今期を特徴づけてもらうと「上半期は勢いがあったが、下半期に入ると失速。ただ、11月半ばからは顧客訪問で出張も可能となり、納期への要望も多くなってきた。と同時に、受注も後半から上がってきて潮目の変化を感じさせるようになってきた」。
- 別言すれば、顧客の仕事量が増えてきたと言うことだろう。
- 「デジタル対応のメリットを否定するわけではないが、緊急事態宣言が解除されるなかで、新規のアプローチが可能となったことが大きい」とし「特殊工具に対応する工具材料へのニーズをしっかりと受け止めていきたい。金型関連では、超硬化を意識して、対応に努めていきたい」と語った。
- 松本社長によると、総じて「2021年は『我慢の年』と言えた」ようだが、種まきの機会が増えていく中で、既存顧客からの受注拡大、新規顧客獲得によるベースアップも楽しみになってきた。