人手不足への提案で「Smart Terrace AIO」を披露。
ワークショップでも集客図った松本機械工業
ワークショップの様子
人手不足への対応として、松本機械工業は、「Smart Terrace AIO」(自動段取り替オールインワンシステム)を提案しているが、このほど開催されたMEX金沢でもワークショップを通じてオプション事例を交え、概説された。
◆
人手不足への対応はじめ、機械稼働率の向上、多品種少量品への取り組み、不良率の低減・・・「Smart Terrace AIO」が担う領域は広い。
ワークショップでは、導入に当たって、不安視される事柄に言及。機械との連動、立ち上げ、スペース上の問題、ティーチング、多品種への対応、品質の安定、長時間におよぶ自動化・・・様々な角度から取り上げられたが、紙数の関係で絞って触れてみる。
「NC装置や機種を選ばず、I/Fケーブルによって加工機と接続、ラダー変更も不要となる」「フレームラインナップは大型・中型・小型を用意」「ロボットハンドで引き出すトレー1枚にはφ85ミリのワーク12個搭載でき、大型フレームでは304個の大量ストックが可能である」「ストッカーのワーク対応は、仕切り板の交換のみで行うことができるほか、ワークの長さ違いに応じたマルチ多段ストッカーもラインナップされている」「爪とワークを1枚の仕切り板にセットすることで、ワークが変わっても爪も自動交換されるので安心」といった説明のほか「バリ取り装置やワーク計測ハンド、自動ケレ装置といったオプションも用意している」との提案も。
事例では「2台連結してワークの反転」「旋盤2台連結して着座確認」「平置きストッカー、傾斜ストッカーの提案」「4工程流し」などを紹介。
最後に導入ユーザーの声として「17時から翌朝8時までの連続運転が可能になった」「複数のワークの連続生産があればあるほど、効果を発揮できた」「残業時間の削減とオペレータの他の仕事への取組みが可能になった」などが挙げられた。