「当社の自動化への対応喚起は不変」−桑本松本機械工業営業部長
- 松本機械工業の桑本営業部長に、コロナへの対応や直近で顧客から求められている点などをメール通じて打診、寄せられた回答を記し、紙面化を図った。
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- 5月‐本来であれば、恒例の展示会、メックス金沢への出展が計画されていた。
- 「当社の、自動化への対応を喚起していく方針に基本的な変更はない。爪の自動交換を行う『RОBO‐QJC』、自動段取り生産を展開する『AJC』、それに加えてショートテーパホルダークランプシステム・・・の実演を通じて、人手不足対応をも視野に入れた提案を考えていた」と言う。
- コロナウイルスへの対応では「ユーザーとの間で、WEB会議の活用を実践する一方、社内的には、東京や東北の営業メンバーは、本社で業務を遂行している」のに加え「顧客の現場でのトラブルや有償となる修理でも、事前に作業内容や調査内容の手順書を製作し、可能な限りメールや電話での対応に努めている」。
- 訪問要請がある場合でも、極力、WEB会議を活用した商談を提案しているという「自粛要請」への徹底ぶりが伺える。
- さらにコロナウイルス対応について桑本部長は「海外で規制緩和に動き出した国もあるが、ワクチンが開発されない限り、感染しない根拠はない。第二次第三次感染を引き起こせば、さらに経済的ダメージを与える心配がある。足元の状況では、これまでの『Face to Face』の営業スタイルは減少し、逆にオンラインセールスの普及が進展すると見ている。WEB会議の充実(資料提出や提案スピードなど)、引き合いへの対応方法などを今後の検討課題に掲げている。営業部内でも議論を重ね、乗り遅れないようにしていきたい」。
- 新商品開発はもちろん、自動化製品では、安心感をお客様に持って頂けるよう改善・進化させていきたいと力説する。