ケミックの新本社工場稼働へ。9月には竣工式挙行。今期のスローガンは、考える

株式会社ケミック

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ケミックが55期を迎え、本社工場の移転・稼働というビッグプロジェクトが始動する。蓼沼社長を訪問し、今期をどのように位置付けるのか、計画、目標、課題等についてヒアリングを行った。

 「考える」とのスローガンが55期に設定された。
 蓼沼社長は「新本社工場が和歌山・橋本市で10月から稼働していく。引っ越し、移転を含め、従来とは環境そのものが一新されるわけで、既存のすべてを見直すタイミングと捉えたい。その意味で『考える』は必然であり、さらに言えばポジティブな思考を求めたいと思っている」。
 前期は過去最高の売り上げを達成したものの、利益面では原材料の高騰、運送費の値上がり等の影響によって、過去に類を見ないほどの苦戦を強いられた。
 「正直、値上げをためらった時期があり、価格転嫁しきれなかった事情もある。当面の課題は、採算悪化に歯止めをかけていくことであり、総じて利益確保に努めていく1年となる。商品、サービスの品質を下げずに、徹底したコスト削減に取り組み、社内の問題点を洗い出し、無駄をそぎ落としていく」。
 売り上げを伸ばしていけば、利益も伴ってくるという「図式」が通用しないくらい、諸物価の高騰が尋常ではないということだろう。
 この点では、新工場稼働による生産性向上も、利益確保に寄与していくうえで避けて通れない。
 「設備更新による、自動化システムの導入によって、効率生産を追求していく方針。9月初めには竣工式を開催し、お世話になっている顧客に、新生ケミックを披露させて頂く機会にしたいと思っている」。