ブースでは非鉄用「EX‐460」など新製品3点に注目。11月9日にものづくり太郎氏がブースに登場
切削液の加工に与える影響は大きい。研究室では、日々、改善を試みる
JIMTOFでどのような提案をするのか、蓼沼社長に、最近の動向を踏まえ取材した。
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ケミックは、10月から価格改定に踏み切った。
「4月~9月で見た上半期は、新規開拓が奏功し、売り上げベースで前年同期比5%アップ。ところが仕入れ価格の高騰が未だに続いており、利益面を圧迫。ユーザーに直接、出向いて改定への御理解を訴えているのが現状だ」と言う。
JIMTOFでは、新製品を中心にアピール。3点を紹介する。
まず、アルミ加工用のエマルジョンタイプとしてリリースしている「EX‐460」。
「アルミ用として開発したが、アルミだけではなく銅や他の非鉄金属に対してもワーク材の変色や、使用後も分離することなく使用できている。非鉄金属の決定版としてお勧めしたい」。
2点目の商材は「AT‐S700」。
「ソリュブルタイプでありながら、エマルジョンタイプのような潤滑性を求めるユーザーは多い。液の透明性の維持やサラサラ感の持続など使用時のメリットが体感できる」。
そして最後は「AT‐P1」。
「切削と研削を兼用しようとすると、今まではソリュブルタイプを使用するのが一般的だが、泡立ちの問題が多かった。それを解決した製品」。
以上がブース注目の新製品3点。事前チェックもお忘れなく。
このほか「弊社で初めて、製造業におけるユーチューバーとして著名な、ものづくり太郎氏を招待した。加工における切削液の必要性や、今回の新製品の特長について触れて頂く計画」と蓼沼社長。
日時は、11月9日午前11時と午後2時の2回。時間はそれぞれ20分~30分を予定している。関心のある方は是非、ケミックブースに足を伸ばして頂ければ、と思う。