切削加工油ばかりか、ペット事業も本格スタートしたケミック。新製品「涙やけとるワン」を展示会に出展。即売でまとまった受注金額に

株式会社ケミック

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ものづくり太郎さんと記念写真に納まる蓼沼社長

JIMTOFでは、切削加工油、インターペットでは新商品「涙やけとるワン」のアピールに努めたケミック。
 特にJIMTOFでは「製造現場に影響力をもつユーチューバー、ものづくり太郎さんと金属加工油をテーマとした初めてのコラボレーションを企画した」(蓼沼社長)ことが興味を惹いた。
 ケミックブースに登場した、ものづくり太郎さんは、切削加工油が果たす潤滑作用や冷却作用を通じて、工具寿命やワークの質に影響を与える点を強調しつつ、水溶性、不水溶性の類別や、目的にあった油剤の選定、さらにケミックがラインナップする油剤の種類の豊富さなどに言及。
 「特に自信をもって展開されているのがケミクールシリーズで、なかでも新製品AT‐S700は、重切削/重研削でも敵なしの最強ハイブリッド油剤の地位を占める」といった内容も、ものづくり太郎さんからアピールされた。
 マイクを片手に流暢に話す、その声に吸い寄せられるように次第に人が集まって、切削油の解説に聞き耳を立てる。さすがに「トークのプロ」を感じさせた。
 一方、犬の目の周りにできる「涙やけ」に対処する「涙やけとるワン」は、今年の9月からLove Quality事業部の製品として本格販売がスタート。
 「9月に開催されたインターペットは、商社のスタッフばかりか一般の人も来場し、関心を持って頂いたばかりか、販売も可能なので、即効で結果も出せた。11月までの数字を見て、幸先の良いスタートが切れたと思っている」と蓼沼社長は安堵の様子。来年の出展も決めていると言う。
 切削加工油とペット関連商品の販売という「2本柱」の確立‐その行方を見守っていきたい。