何で困っているか「一言」引き出す-コイズミツールのメカトロテック
PCD工具の認知度アップへ
倉澤営業課長
膝を交えながら、顧客からのニーズを把握していくことが大切-小泉社長の出展理由だが「メカトロテックは展示会の中でも、利用価値の高さを感じた」。
コイズミツールの創業は1968年。超硬工具ばかりか、PCD、CBN工具でも、ラウンドツール、インサートチップ双方で実績を積み上げてきた。
来場者との間で、どのような接点が生まれるか、小泉社長の期待はこの点にある
「何で困っているのか、技術的フォローを伴った営業スタイルで、『一言』でもいいから引き出していければと思う」。
2年前から中部エリア専属の営業マンを起用し、名古屋を中心に、お付き合いのある商社とのユーザー同行PRを展開してきた。
会期中、ブースでアテンド務める倉澤営業課長は「今年3月にグラインディングテクノロジー展に出展した経験だが、弊社のPCD工具に対する認知度がまだまだ、足りないと感じる。技術的内容に、ご理解を得ていきながら、自動車をはじめ、半導体や樹脂関連でも、PCD工具に対する需要を刺激していければと思う。営業的には、新規顧客獲得を目指し、コロナ禍から脱却していきたい」との意欲を語った。
加工ワークサンプルも手に取って確認できる。
小泉社長は「弊社は特殊工具づくりで経験を積んできたため、トライ&エラーへの対応が早く、既存顧客にはメリットを感じて頂いている。見積もりなどについても、機敏に対応できるのが強み」とアピールした。