サイトウ製作所の宮城・角田工場第3棟完成。85年の蓄積を結集
サイトウ製作所角田新工場(第三棟)
- 振動に備えた床、微細作業に対応する空調設備、測定環境・・・サイトウ製作所の宮城・角田工場第三棟が完成し、7月下旬には開所式が挙行された。
- 齋藤智義社長は「新棟は、論理的に、精密な加工を実現出来る環境を強く意識して造った。今後の当社の生産技術の更なるレベルアップを実現する基礎とし、過去と未来、ヒトと技術等有形無形の様々な資産を『集う』ことをテーマに、創業85年の蓄積を再結集させ、今後のエンジン役が担えるようにしていきたい」と抱負を語る。
- 1階は生産工場となり、2階には多目的ルームや食堂などを配置、既存工場からの移設にも配慮され、従来の生産スペース拡張も実現している。
- 「社内に測定原器を持つような体制づくりを目指したい。当社の1ミクロンとは?を問い続け、環境の整備を図っていきたい」と齋藤社長は続ける。
- 2018年は、商材的には「全体が万遍なく動いた」、その中で供給する為のものづくりに注力していたと言う。
- 「今年に入り、受注量が一段落、二段落してきて、細やかなものづくりへの配慮が必要になってくるなかで、個体の精度追求と商品すべてに於ける品質の安定は、更に高レベルになり、普遍性を伴ってきていることを改めて実感している」。
- 今後、仮に仕事が薄くなっても、それをチャンスに変える為のテーマは沢山ある。
- 「リーマンショック時の経験を活かし、具体的な対応が、もう少し、考えられる機会にもなる」。
- アグレッシブな姿勢が好印象を残した。