アメリカで医療系分野に浸透しつつあるサイトウ製作所の小径ドリル。

株式会社サイトウ製作所

株式会社サイトウ製作所

MD&M--WEST--展

サイトウ製作所で小ロット対応が定着するなか、齋藤社長は「多品種・変量生産への対応も同時に求められるが、狙った利益が出せるよう努力してきた」と振り返る。
 2022年を概観すると、ひも付きの量産は減少し、ここ数年の様な勢いは弱まってきたものの、標準ものが堅調で全体落ち込みをカバーしたそうだ。
 「特定の顧客ではなく、幅広い需要層に受け入れられているのが弊社の強みとも言えようか。需要の高い半導体関連では、弊社に即せば、アフターパーツ系の分野が忙しい。更に半導体以外の分野でも医療、その他の分野で幅広く活用されている。その意味で自社工具はターゲットを持たない」。
 昨年からは齋藤社長の海外出張の機会も復活して来て、直近では2月にアメリカの医療系の展示会に出展、自らも足を運んだ。
 「MD&M WESTと呼ばれる展示会で、今回で出展は4回目。開催場所はロスアンゼルス。来場者は医療系の関係者が多く、弊社の工具の需要とマッチしている」そうで「日本と比較すると流通もシンプルなのでユーザーの『顔が見える』『実績が見える』拡販が出来る」と言う。
 2023年については「上振れ、下振れの予測はつかない。ただ、景気の大きな下振れがなければ、業績は堅調に推移すると予想している」。
 展示会では、今年はアメリカと欧州の海外展示会への出展が決定している他、地域に密着した有力ディーラーによるプライベートショーに積極的に参加する一方、今秋に名古屋で開催されるメカトロテックにも出展を予定している。