ソディックが8台の機械をネットワーク接続、IoTに対応した仮想工場披露。
「40コマのブースを一つの仮想工場とする」という趣向を凝らした魅せ方で来場者を迎えるソディック。
「ブース内に展示する8台の機械をネットワークでつなぎ、それぞれにモニターを用意して稼働状況を確認できるという、IOTに対応したブースとなる」と、見どころを語る島田幸徳国内営業統括部長。
8台の機械のうち、特に注目したいのは、金型の作り方を根本から変えるプラスチック成形革命を担う2台の新製品。精密金属3Dプリンタ「OPM350L」とOPM金型専用生産セルシステム「MR30」だ。
「OPM350L」は、レーザーによる造形加工とミーリング仕上げ加工を1台の機械で行うオールインワンの高精度加工機。2014年10月に登場した「OPM250L」を大型化しラインナップに追加。
特長として、①幅、長さ、厚さ各350ミリの造形物までの加工が可能、②パラレルモードによるレーザー速度の向上、③レーザー加工時に発生するヒュームの回収能力を大幅に向上、④ヒュームコレクタのメンテナンスの頻度を3分の1に削減(従来比)、⑤材料自動排出自動供給装置「MRS」(オプション)による長時間連続無人運転の実現、⑥新型CNC装置「LN4RP」採用による精度の向上等が挙げられる。
「MR30」は、30トンの型締め力を持つ成形機で、OPMで造形した金型を専用カセットに組み込みプラスチック製品をハイサイクル成形する。
この2台は、JIMTOFでリリースし受注を開始する。
この他、初出展となるリニアモータ駆動高速・超精密ワイヤ放電加工機「AL600P」、リニアモータ駆動超精密ワイヤ放電加工機「AP450L(oil)」、リニアモータ駆動高速・高性能精密形彫り放電加工機「AG40LP」、リニアモータ駆動ウルトラハイスピードミーリングセンタ「UH430L LN4X」、NC超高速細穴加工機「K3HS」、V‐LINE®電動式射出成形機 「MS100」が出展される。
今回は、ブースに2ヵ所の受付を用意。カタログのみを配布する「クイック受付」と「コンシェルジュ」を配置する。
「前回JIMTOFでは、『OPM250L』に大きな反響があり想定を超える多数の来場のため、ご迷惑をおかけしたところがあった」そうで、今回は、この点を解消した配置で来場者を迎える。