タンガロイが、ソリッドエンドミルを市場に問う。多彩なバリエーションで「ソリッドマイスター」が11月1日にリリース。
和泉営業本部長
- メカトロテック開催前に和泉剛司営業本部長に面談した。
- 「8月までの対前年比で見ると、売り上げは、国内外合わせて2桁増を達成しており、今期はかなりいい状況にある」。
- 今期、製品的には、M級品の追加やサイズの豊富化といった「拡充」に比重があるものの、昨年、展開した「タングフォース」キャンペーンによる新製品の浸透、販売が実を結びつつあると捉えられようか。
- 「新製品効果というのは、確かに大きい。全国的に見ても自動車関連需要が一段と高い三河・名古屋エリアからの集客が数多く見込めるメカトロテック。この会場を通じてアピール、今後、当社の販売の目玉のひとつに据えていきたいのが11月1日付でリリースするSOLID MEISTER(ソリッド マイスター)だ。ヘッド交換式ではない、ソリッドのエンドミルで、径は旺盛な需要を示す6ミリ以下。フルラインサプライヤーを自覚、意識しての投入であり、同時に顧客からのニーズにも対応したものだ」。
- 「ソリッド マイスター」の特長は、その多彩なバリエーションにあると和泉本部長は強調する。
- 「独自の波形切れ刃による荒加工の高能率化とびびりのない安定した加工を実現する不等リードアイテム、トロコイド加工や壁面一発加工に適した多刃・長刃長アイテムなど、個々に優れた性能を有する製品群であらゆる加工に対応する」懐の深さが何よりも心強い、ということになるだろう。
- 来年のインターモールドには、この「ソリッド マイスター」を軸に、4月の大阪、6月の名古屋ともに初出展を決めている。狙いはずばり、新規ユーザーの発掘になる。
- 「径6ミリ以下のソリッドエンドミルで十分に実績を積んでいる他社と競合していく。ユーザーへの浸透は決して容易ではないだろうが、新規獲得への手綱を緩めることはない」と和泉本部長の決意は固い。
- また、体制強化の点で、9月には、インダストリアルグループ第二弾として、工作機械に続く、航空宇宙グループが発足した。
- 「今後の方向性としても、業種別対応グループの横展開がさらに広がりを見せてくる。特化しつつ、影響を深める分野を拡大していきたい」。
11月から販売スタートするソリッドマイスター
SolidMeister