ニュースダイジェストがロボットの活用方法を提案
- 10月23日からスタートするメカトロテックは、過去最多の477社・団体が出展し、うち58社が初出展となる。
- 数ある企画が用意されているが、必見とも言えるのが、主催者コンセプトゾーンだろう。人手不足の深刻化、生産性向上と言ったニーズに直接、応えていこうとするもので、取り上げられたのは「ロボット」。産業用ロボットの活用方法や高度化したシステムなどが紹介される予定となっている。
- ロボットで現場が変わる‐として、用意された企画展示コンセプトゾーンは4分野で構成されている。
- A:ロボット切削で広がる可能性(協力:トライエンジニアリング、イワタツール、安川電機)・・・愛知県のシステムインテグレーター、トライエンジニアリングとロボットメーカーである安川電機による、世界初披露となる国産高剛性ロボット「モートマン‐GG250」を使った切削加工システムを展示。ロボット向けに開発された工具と組み合わせて、複数の素材を多方向から加工する。
- B:軽くて小さいロボットはこう使う(デンソーウェーブ)・・・設置面積約200平方センチ、重量は4キロと言うデンソーウェーブ製協働ロボット「コボッタ」。ねじ締めをはじめ、初披露となるラベル張りや精密部品の組み付け、ロボット化が難しかったプリント配線基板、FPCの組み立てなど、軽くて小さいロボットならではの、生産現場に適した具体的な活用例が複数紹介される。
- C:重筋作業を肩代わりする(ファナック)・・・作業現場の「重筋作業」で、負担を軽減する解決策の一つとして、協働ロボット最大の可搬重量35キロを誇るファナックが開発した「CR‐35iA」を活用し、重さ25キロのロボットアームの組み立て工程を披露する。
- D:小型部品を一緒に器用に組み立てる(ABB)・・・高度な自動化を実現するABB製協働型双腕ロボット「ユーミィ」とともに、塗装機部品の組み立て作業を体験できるコーナーを設置。双腕ロボットの魅力を提示する。
- 以上、4部構成でロボットの活用方法を模索していく。是非、参考にして頂きたい。